ミラとクルへ〜1年生
ミラとクルとのお別れ会の前日、子どもたちはミラとクルに宛てて手紙を書きました。一人一人の手紙からは、これまでのミラとクルとのかかわりの様子が伝わってきました。
5月30日、ファーミーランドからやってきた2頭のヤギは、表町小学校1年生ミラクル学年の仲間になり、子どもたちにとってかけがえのない存在に変わっていきました。手紙の中でミラとクルに語り掛けるように綴られた言葉から、2頭が子どもたちにとっては「ヤギ」ではなく、「二人の友達」として一緒にここに居たことが感じられました。 ミラとクルと過ごした162日間の生活の中で、子どもたちは自分たちでできることを増やし、やりたいことを実現するための力をつけていきました。 「先生、何をすればいいの?」という声はもう聞かれません。今、子どもたちから出てくるのは「先生、○○していいですか?」「□□□□ってしますか?」です。『こうしたほうがいいな』『こうやってみようかな』と自分で考えて行動する力がついてきているのだと感じます。 ミラとクルの成長を喜んでいる子どもたちですが、知らず知らずのうちに自分たちも大きく成長させてもらいました。 ミラとクルがいなくなったヤギ小屋が「しーんとしていてさみしい」と感じた子どもはそこで何か楽しいことができないかと考え始めました。ヤギ小屋を「ミラクルパーク」と改名し、新しい活動を生み出しています。 ミラクルパークに積もったたくさんの落ち葉を使って、算数の「かたち」の学習とコラボレーションした作品を作りました。「わっとマイパーク」の活動はまだまだ続きます。 |
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