19日(日),晴天の中でみゆきスポーツフェスティバル(MSF)を行いました。
MSFを通して、4年生の成長する姿をたくさん見ることができました。
競技の関係で5・6年生が応援席にいない場面がいくつかありました。そんな時,レインボーの応援団を中心に「応援するよ!」と下学年に声を掛け,一生懸命に応援をする様子が見られました。大きく口を開け,目を細め,力強く帽子や旗を振る様子から,全力で応援に取り組んでいることが伝わってきました。下学年も,そうしたレインボーの姿を見て,一緒に応援をしていました。時々,遊んでしまう子がいても「今は応援するよ」と優しく声を掛ける姿も見られました。
リレーでは,トップスピードでバトンパスができるように真剣に走る姿が見られました。人数の関係で複数回走る子どももいましたが,疲れに負けることなく走りました。まさしく全力疾走でした。
お助け綱引きでも全力でした。実は,練習でいつも赤組が勝っていましたが,本番では異なる結果となりました。白組は「いつも赤が勝つんだよな」と腐らず真剣に取り組んだからこそ,手に汗握るお助け綱引きとなったのだと思います。勝敗がつきましたが,互いにたたえ合う様子も見られました。
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町校班競技では,下学年に声を掛け,一緒に整列をする様子が見られました。また,下学年の水筒を持ってあげたり,片付けの時に椅子を持ってあげたりもしたようです。「自分たちが本校舎のリーダー学年なんだ」という気概が子どもに根付き,MSFで態度や姿勢となって表れたことを感じます。
高学年競技の時には,実況をレインボーの子どもが担当することもありました。緊張しながらも一生懸命に状況を伝えようとする姿が印象的でした。土曜日に家で練習してきた子どももいたようです。
こうした子どもの姿が表れたのは、子ども一人一人が具体的に目指す自分の姿を描いたことが,まず大きかっただろうと思います。
しかし,それ以上に描いた姿に迫るための努力を,一人一人が諦めずに継続してきたことが重要だったのだと感じています。
当日までの子どもの様子を見ていくと,MSFで乗り越えなければならない様々な課題や問題がありました。しかし,悩んだり逃げそうになったりしながらも,仲間と知恵を出し合い,力を合わせて乗り越えてきた過程がありました。子どもたちは,課題や問題に向き合い続けたということです。こうした過程,姿勢があったからこそ,MSFを「毎年行っている行事の一つ」で終わらせるのではなく,「自分を成長させるチャンス」にすることができたのだと思います。
子どもはMSFで一段成長しました。大切にしたいところは,これからの子どもの姿です。これからの姿でMSFの成長の真価が問われてくるのだと思います。