高学年の態度や行動が,学校全体の雰囲気に大きく影響を及ぼすと感じることがあります。MSFや鼓笛などの行事が成功してきたことや,日々の清掃や縦割り班のリーダーとしての立ち振る舞いの様子を見てみると,スター☆学年の子どもなりの努力をしてきたことを感じます。
それぞれの委員会では「体育館の使い方をよくしてほしい」や「ハートぽかぽかカードを皆に書いてほしい」「給食の残食をなくしてほしい」と願い,活動を計画したり取り組んだりしてきました。
しかし,課題も残りました。それぞれの願いや取組が,表町小学校全体には十分に広がらなかったということです。その理由は,高学年で意識を共有し,実行することができなかったからだと考えています。
そこで,1月24日(木)に高学年で集まり「町校レベルアッププロジェクトBy高学年」という名前で,以下の話をしました。
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【6年生が卒業するまで,残すところ40日程度です。この40日間で,高学年全員の力を合わせて表町小学校をレベルアップさせませんか?
目指すは「平成30年度のスター☆とフェニックスが,表町小学校の○○をレベルアップさせた」です。条件は,次の三つです。
1 時間と労力を新たにかけない。
2 明日から,全員で取り組めることにする。
3 40日間継続できる。】
その後,5・6年合同のグループで話し合い,ホワイトボードに案を書きました。
話し合いでは「トイレの使い方をよくするために,呼び掛けたらどうだろうか。」や「自分から率先して行動できないだろうか。」など,子どもが自分たちの生活をふり返りながら案を考える様子が見られました。いくつかの提案が出された後に,上の条件と照らし合わせて考えた結果,次の3点を高学年で40日間継続して取り組むことになりました。
・ あいさつ
・ 廊下歩行
・ 5分前行動
早速金曜日の朝から「おはようございます!」と声が聞こえたり「早く準備をしよう」と素早く行動したりする様子が見られます。
この「町校レベルアッププロジェクトBy高学年」を成功させるには,個人の意識を持続させることと,声を掛け合うこと,仲間で高め合うことだろうと考えています。スター☆の子どもが卒業を目前にするころ,表町小学校全体で大きな挨拶が聞こえ,廊下を走ることなく過ごし,時計を気にしながら行動できるようになり,自分たちで「一致団結して頑張った成果だ」と言えるようになってもらいたいと願っています。