さあ2学期です。文化祭も終え、深まる秋のように、今まで以上に勉強に励む季節です。そして、やがて冬を迎えますが、草花のように、春に備えて、じっくり根をはる季節になります。
6年生は卒業式まで105日の授業日です。町校生活6年間の仕上げと同時に中学生になる力を蓄える集大成の日々です。5年生は6年生からバトンを受け継ぎ、最高学年になる準備をする時期です。4年生は高学年、3年生は上学年に、2年生は中学年に進級するために成長する時期です。1年生も、お兄さん、お姉さんになる準備をする時期です。
卒業や進級に向かって、「こうしたい!こうなりたい!」というめあてをしっかりたてましょう。自分のよいところをどんどん 伸ばしましょう。苦手なことにも、あきらめずにチャレンジしましょう。
今日は、「自分も友達も幸せになりましょう!」ということについてお話をします。
まずは、自分も友達も幸せになる魔法「笑顔とあいさつ」を大切にしましょう。「おはようございます!、こんにちは!、さようなら!、おやすみなさい!、いただきます!、ごちそうさまでした!おいしかったです!、ありがとう!、いいね!、うれしいな!、えらいな!、おめでとう!、すごいね!、どうしたの?、だいじょうぶ?、いっしょにやろう!、ごめんね!」など、たくさんのあいさつがあります。
これからだんだん寒くなっていきますが、たくさんの笑顔と心がぽかぽかになるたくさんのあいさつで、絆を深めましょう。
そして、自分も友達も幸せになるために、「一人一人違うことを認め合いましょう。いいところを見付け合いましょう。」
トマトはトマト。きゅうりはきゅうりです。トマトはきゅうりにはなれません。きゅうりもトマトにはなれません。トマトはトマトのよさが、きゅうりはきゅうりのよさがあります。人間も同じです。一人一人が違っていてあたりまえなのです。
自分も友達も幸せになることと正反対なのが、いじめです。いじめは、自分も友達も不幸にするのです。だれかを苦しめないといられないというおそろしい心の病気です。
悪口や陰口を言う、からかう、ばかにする、物をかくす、いたずらする、だます、無視する、仲間はずれにする、うわさを広める、決めつける(レッテルはり)など、自分にされて嫌なことをして人が困っておろおろしたり、かなしいおもいをすることを楽しんで、スカッとするのです。
皆さん、足をふまれたら痛いですよね。足をふまれた人が「痛い!」「嫌やだ!」と言わなければ、痛みがわからないほど、足をふんでいる人は鈍感になってしまうのです。つまり、エスカレートしていくのです。
いじめは、みんなの力で早く見付けて治さないと、どんどんエスカレートして、いじめる人も、いじめられる人も、取り返しのつかないことになってしまうのです。
いじめには、良いいじめも、悪いいじめもありません。いじめは許されません。「いじめられる人も、悪いからしかたない」とか、「もっとつよくなればいい」とか、こういう考えでは、いじめはなくなりません。解決しないのです。
いじめをしてしまうのも人間です。いじめをしないのも人間です。どっちの人間になるかは、人間が生きていくうえで、とても大事なことなのです。テストの点数がよい、悪いなどとは比べものにならないほど大事なことです。
町校のこどもは、いじめをしません!させません!みのがしません!(みんなで復唱)。自分を大切にすることは、仲間を大切にすることです。自分にされていやなことはしないで、自分がされてうれしいことをしてください。
いけないことをしている人、困っている人がいたら?見て見ぬふりをしないで、気づき、考え、行動してください。いじめている人も、いじめられている人も、取り返しがつかないことにならないうちに、注意したり、声をかけたり、そして、相談してください。相談することは決してはずかしいことではありません。
今日の話をまとめます。◎できることを考え、勇気をもって正しい行動ができる人=かしこい人 になりましょう。◎人の気持ちを想像し、おもいやる人=やさしい人 になりましょう。◎うまくいかないときでも、いらいらするときでも、人のせいにしたり、人を傷つけたりしない、つよい人=たくましい人になりましょう。
町校のこどもは、いじめをしません!させません!みのがしません!。そして、自分も友達も幸せになりましょう!(みんなで復唱)
明日も晴れますように。明日はみんなで力を合わせて縦割り班遠足を成功させましょう。