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◆シリーズ「前川を語る」 第11回を掲載しました◆

■第11回 『堀井章一と前川小学校』(その1)■

 かつて都会に働きに出て一生懸命に働いたり学んだりして事業で成功した人々は、育った学校や地域に感謝の気持ちの一つとして寄付や寄贈でもあらわしてきました。

 第9回で紹介しました宮内小学校にある二宮金次郎像を寄贈した青柳助松氏(先祖は上前島出身)は、東京に出て江戸小紋の染色業で成功しています。これから紹介します堀井章一氏も東京に出て事業で成功しています。

 前川小学校に代々引き継がれている『学校沿革史』には、堀井章一氏の名前がたびたび出てきます。その一部を記します。
・昭和4年 前川小学校創立50周年に際して大オルガン1台寄贈
・昭和12年 屋外運動場の拡張に際し、用地買収費や道路付け替え費校庭盛り土費等の全費用を出資する。(下図参照)

 堀井章一氏は前島出身で、明治31年に前川小学校(当時は古志郡立前川尋常小学校)を卒業、17歳で上京して化粧品問屋に奉公し、その後に仲間と語り合って将来性を見通し明治43年(1910)東京浅草区福井町にミツワ電機商会を創業、電気器具の卸売業を始めました。22歳の時です。すごい意欲、活力です。(続く)


下の図は「堀井章一氏の寄付に基づく買収用地」です。
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