校長室から
先日、NHKの番組で、「矢沢永吉」さんの特集を放送していました。70歳になるこの年に、最後のアルバムを制作し、発表する、それに合わせての放送でした。
若い人に向けての話だと思うのですが、「人生の敵は何か?」という話をしていました。人生の敵は、「苦労をしていないこと」だと言い切っていました。矢沢さんご自身は、18歳の時に、ビートルズを聞いて、その衝撃に涙し、自分もロックで有名になるのだと決意、一人で東京へ(今のように新幹線はないので、大変だったそうです)。大変な苦労の末、キャロルというバンドで成功。その後は、ソロとして活躍しますが、莫大な借金を抱えてしまう。それをロックをすることで完済。そんな大変さを微塵も感じさせないおおらかさ。そしてロックを愛する気持ち。大変な苦労をしているからこそ、苦労していない若者に危機感を抱いているのかもしれません。「若い時の苦労は買ってまでもしなさい」と。(校長) |