みんなでつくり上げた移杖式〜5年生あおぞら学年の子どもたちは、12月から練習を始め、この日に向けて練習を積み重ねてきました。 移杖式を迎えるまでに、子どもたちはたくさんの壁にぶつかり、それを乗り越えてきました。鼓笛のオーディションでは数人の子どもたちが不合格になり、再オーディションを受けました。オーディションに合格できなかった仲間に対して、「今度は絶対大丈夫だよ」と励まし合う姿がありました。 また、移杖式の全体練習に参加するための6年生チェック・先生チェックになかなか合格できないこともありました。同じパートの中で、合格した子どもが合格していない仲間と一緒に練習し、アドバイスする姿も見られました。 体育館での初めての全体練習では、演奏も行進もバラバラで最後まで演奏することができませんでした。すると5年生の主指揮、副指揮の子どもたちは、自分たちが間違えることで他の鼓笛隊や4年生に迷惑がかかることを感じ、ビデオで動きを確認しながら打合せと練習を繰り返しました。他の子どもたちも同様に動きのタイミングを揃えようと練習する姿が見られました。 何度となく壁にぶつかる中で互いに励まし合い、支え合う姿が生まれてきました。そこには6年生からの「鼓笛はみんなでつくり上げていくものだから」という言葉が心に響いていたのだと思います。 |