1月9日(木)に令和2年度児童会役員選挙が行われました。
現5年生から会長1名,副会長1名,現4年生から副会長1名が投票により選出されます。今年度,4年生レインボー学年からは8人が立候補をしました。立候補者が8人というのは,とても多い人数ではないかと思います。それだけ,自分たちで町校をよりよくしたいと考え,立候補という形で実際の行動に移そうとする子どもが多かったことは,とても喜ばしいことです。
立候補者は,自分の主張をしっかりともち,かつその主張を相手に理解してもらい,さらには納得をしてもらうことが必要になります。
12月初旬から冬休みに入るまでの間,それぞれの立候補者は原稿用紙に自分の主張を原稿用紙2枚程度にまとめ,添削を受けるというやり取りを繰り返し行いました。多い子どもで,実に6回も原稿を書きました。それだけ自分の思いに向き合い続けることができたことに,子どもの成長を感じています。
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また,立候補者にはそれぞれ一人ずつの責任者がいます。
責任者は,立候補者の一番の応援者であり,理解者です。そのため,立候補者がどんな主張をもっているのかを知り,応援したり,立候補者の人となりを皆に伝えたりすることが必要になります。責任者も立候補者同様,立候補者を応援する文章を原稿用紙にまとめ,担任とやりとりを行いました。
そういった過程を経て,1月7日から9日までの3日間,給食中に各学級を訪れ立候補者の主張と責任者の応援演説をしました。そして9日の立会演説会と選挙を迎えました。
およそ100人を前にして堂々と演説する姿から,これまで原稿を何度も書き直したり,各学級で意気込みを伝えてきた成果が感じられました。一人一人が自分の主張をしっかりと述べることができました。
そして,立候補者や責任者が各学級を訪問している最中,学級では9人で給食の準備を行っていました。普段は12人で準備をしているので,9人での準備は大変です。しかし,9人誰一人として遊ぶことなく,声を掛け合いながら滞りなく準備をすることができました。立候補者と責任者が戻ってきた時には,「準備をしてくれてありがとう」と感謝をしていました。
立候補者,責任者,そして9人の給食当番,どの子どもも「自分たちが高学年になった時に,よりよい町校をつくるんだ。」という気概を感じた選挙でした。
当選や落選の結果は当然つきます。しかし,子どもがどんな町校にしたいのかを真剣に考え,皆で努力してきた姿に拍手を送りたいと思います。