高学年が「町校レベルアッププロジェクト」を企画し、現在、全校で「あいさつ、廊下歩行、5分前行動」に取り組んでいます(
こちら)。
そこで、昨日の全校朝会では、日本人の心の文化を大切にしましょう!という話をしました。
校長講話に続いて、ミ・アモーレプロジェクトの最終章として、全校で「表町小学校!大好き!・・・わぁ〜わぁ〜・・・」の大合唱場面を撮影してもらいました。手振りと笑顔がはじける好場面が撮れました。
昼休みの廊下で、ある低学年の児童が「廊下は走らない、走らない。静かに、静かに。」とつぶやいている姿がとても印象的でした。
卒業、進級の大きな節目が近付いてきました。心が形を作り、形が心を整えます。もうすぐ桜の季節です。事故なく!けがなく! 病気なく!。おもいやりとやさしさを日常生活で形にしながら、いきいき さわやか はつらつと生活を続けてほしい。そう願います。
以下が校長講話の概要です。
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【日本人の心の文化を大切にしましょう!】
☆あいさつ
たくさんのあいさつがあります。会話を円滑にするために、あいさつに一言添えることを世辞といいます。例えば、おはようございます!に「今日もいいお天気ですね。」と添えたり。こんにちは!に「いつもありがとうございます。」と添えたり。ごちそうさまでした!に「今日もおいしかったです。」と添えたり。・・・江戸時代には9歳までに世辞が言えて一人前として、しつけられたとされます。
☆お辞儀
あいさつする時、頭を下げてお辞儀をする。これは、日本が誇る礼儀作法です。道路の向こうなど、遠く離れていても心を通わせ、感謝や喜びの気持ちを伝えることができます。日本人の素晴らしい所作です。お辞儀をすると、言葉も気持ちも優しくなります。お辞儀は、不思議な魔法です。
家でも学校でも姿見や鏡をみたら、にっこりと笑顔を作ってみましょう。お辞儀や世辞を含めて、あいさつと笑顔は、幸せの始まり。自分もほかの人も幸せになる魔法となります。「あいさつと笑顔が日本一の町校」をみんなの行動で形にしましょう。
☆やさしさとおもいやりの江戸しぐさ
世辞もそうですが、大勢の人々が集まって生活する江戸で、皆が気持ちよく生活できるようにと、商人町民が生み出した知恵、江戸しぐさがたくさんあります。例えば「傘傾げ(かさかしげ)」は、雨や雪の日に傘を外側に向け、相手がぬれないようにすれ違うこと。「肩引き」は、狭い道で人とすれ違う時、ぶつからないように、肩を路肩に寄せて歩くこと。「七三の道」は、道の真ん中を歩かないで、自分が歩くのは道の3割にして、残りの7割は緊急時などに備え、ほかの人のためにあけておくことです。
・・・雪道で人とすれちがう時も、廊下の歩行も、おもいやりとやさしさを行動で形にしましょう。おもいやりとやさしさのあふれる廊下歩行をしましょう。
☆時間厳守(じかんげんしゅ)
決まった時間に新幹線や電車が駅に来る。郵便物が届く。テレビ番組が始まる。お店があいている。給食が食べられるなど、人の生活は、時間を守ることで、助け・助けられています。時間を守る、約束を守ることは、大人になっていくこと、信用されることです。時間を守る人になりましょう。
☆後片付け(あとかたづけ)
けじめをつけること、次の行いの準備をすることです。例えば、名前を呼ばれたら返事をする。また、トイレのスリッパやはきものはそろえる。物を使ったら元の場所にもどす。お世話になっている所を掃除する。整理整頓するなど、「来た時よりも美しく!使う前より美しく!」の心を形にしましょう。