9月12日(水)
<目標は高く!>
本年度第2回目の「ようこそ先輩ミニ講演会」を実施しました。今回は、なるべく生徒に近い年齢の北中卒業生に話をしてもらいたいと考え、お願いしたところ、現在、秋田大学医学部4年生のS.Oさんに話をしていただくことができました。(写真)講演の概略は以下の通りです。 中学時代に、社会や国語が苦手で苦労したが、数学が大好きで数学の先生になりたいと思っていた。高校進学を考える時期に、担任の先生にN高校の理数科を勧められ、「目指すなら目標は大きく。」と考え、家族にも後押ししてもらい入学できた。その時々に大変なことや面倒なことも、将来に役に立つこともある。自分がやりたいことがあれば、挑戦してみることが大切だと感じている。 高校を決めるには、情報収集が必要である。数学や理科の分野に多く時間をかけ、苦手な社会や国語の時間は少ないということで入学した。確かに国語や社会の時間は短かったが、勉強の範囲は普通クラスと同じで、少ない時間でその量をマスターしなくてはならなく、とても大変だった。入学してみると、レベルの高い人が多くてびっくりした。 大学受験で医学部を目指そうと思ったのは、担任の先生との進路相談時に「医学部に興味ないか?」と言われ、それまでは興味はなかったけれど、意識し始めた。「目標は高く!あとで下げればいい。」と考えるようになり、このことが、自分の可能性を広げることにつながると感じている。大学生活は親元を離れ、家族のありがたさを実感した。また、成人式があった時に、久々に中学時代の友達に会い、がんばっている人の話を聞き、自分も頑張ろうとパワーをもらった。中学時代の友だちは一生の宝である。 北中学校に入学して、N高校理数科に進み、大学の医学部に入ったのは、先生や親の言葉がきっかけである。「やってみようかな。」という気持ちをもち、挑戦してみてよかったと思っている。 終わりに、生徒のみなさんに次の3つを伝えたい。 1 「どうせ無理」とあきらめるのはもったいない。とりあえず、自分の目標に入れてみる。いろんな人に出会えるチャンスもあり無駄はない。 2 自分のやりたいことを、周りの人に伝えたり相談したりするといい。よりよい選択肢を教えてもらえる。 3 先生の言葉や、周りの意見を聞いてみることも大切である。今日の私がそうである。講演の話をもらって、今までの自分を振り返る機会になったし、これからどうしていけば良いか考える機会にもなった。 最後に、3年生のNさんが以下のお礼の言葉をのべました。(写真) 高校進学や大学のことも考えると不安でしたが、話を聞いて少し気持ちが和らぎました。今日の演題「『やってみようかな』が自分を変える」のように、やってみることは大事なことだと分かり、多くの事に挑戦していきたいと思いました。今後の中学校生活でもいろいろな事にチャレンジして自分の力を付けていきたいと思います。 生徒の心にスーと溶け込んでいくとても分かりやすい話でした。講師のS.Oさんありがとうございました。 |