平成29年度「防災週間」の取組(避難訓練)について1 『防災週間』の趣旨 我が国は、その位置、地形、地質、気象等の自然的条件から、台風、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、土石流、地滑り、地震、津波、火山噴火等による災害が発生しやすい国土となっている。 昨年度は、平成28年(2016年)熊本地震、8月の台風第10号、10月の鳥取県中部の地震、12月の糸魚川大規模火災等により全国各地で様々な被害が発生した。また、本年度に入ってからも7月の九州北部豪雨の災害が発生している。 こうした我が国の国土の特徴に鑑み、政府、地方公共団体等防災関係諸機関を始め、広く国民が、台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波等の災害についての認識を深めるとともに、これに対する備えを充実強化することにより、災害の未然防止と被害の軽減に資するよう、「防災の日」及び「防災週間」を設けることとしている。更に、平成23年6月に「津波対策の推進に関する法律」が制定され、国民の間に広く津波対策についての理解と関心を深めるため、11月5日が「津波防災の日」と定められたところであり、この「津波防災の日」においては、国及び地方公共団体は、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めることとされている。 平成27年9月には、各界各層の団体等のネットワークを活用し、幅広い層の国民の防災意識の向上を図ることを目的として、「防災推進国民会議」が発足するとともに、昨年8月には「第1回防災推進国民大会」が開催されたところである。 加えて、平成27年12月には第70回国連総会本会議で11月5日を「世界津波の日」と定める決議が全会一致で採択され、津波の脅威について関心が高まり、その対策が進むことが期待されている。こうした背景を踏まえ、平成29年3月に「津波対策の推進に関する法律」の一部が改正され、津波対策に関する国際協力の推進に資するよう配慮する旨が追加されたところである。 災害からの被害を軽減するためには、これまで発生した大規模地震・津波災害や水害・土砂災害、火山災害、雪害等から得られた教訓を的確に活かし、平素より災害時における被害軽減につながる備えを充実強化するとともに、災害時に迅速かつ適切な防災活動を行い、被災後の円滑な復旧・復興を可能としていくことが重要である。 平常時より災害に対する備えを心がけ、発災時には自ら身の安全を守るとともに、地域住民及び企業が連携してお互いに助け合う「自助」、「共助」の取組を更に拡大させることが必要であり、これによって社会全体における防災力を向上させるため、以下のとおり、国、関係公共機関、地方公共団体及びその他関係団体等の緊密な連携の下に、防災に関する各種の行事、「津波防災の日」の周知や広報活動等を全国的に実施する。 なお、防災訓練の実施に当たっては、「平成29年度総合防災訓練大綱」(平成29年4月11日中央防災会議決定)で示している基本的な考え方を参考にするものとする。 2 実施主体 国、関係公共機関、地方公共団体、その他関係団体 3 防災週間に関する取組 (1) 実施期間 平成29年8月30日(水)から9月5日(火)まで (2) 実施事項 国、地方公共団体等は、災害が発生した場合、災害応急対策から、災害復旧・復興までの一連の対策を迅速かつ円滑に行うための備えを十分に行う必要がある。一方、国民は、平常時より災害に対する備えを心がけ、発災時には自ら身の安全を守るとともに、地域住民及び企業が連携してお互いに助け合うことが非常に重要である。 国、地方公共団体等は、こうした「自助」、「共助」、「公助」それぞれが適切に役割を果たすよう、「災害被害を軽減する国民運動の推進に関する基本方針」(平成18年4月21日中央防災会議決定)及び「平成29年度総合防災訓練大綱」に基づき、行政における十分な準備と訓練を行うとともに、国民に対する防災知識の普及・啓発を図り、災害被害を減らす取組を推進することが必要である。 これらを踏まえて、防災週間においては、地域の実情に応じて、次に掲げるような、防災週間の趣旨にふさわしい内容の行事等を実施するものとし、国は、関係公共機関、地方公共団体及びその他関係団体等に対して協力を要請するものとする。 ------------------------- これを受け,小国小学校では,以下のような計画で「第2回避難訓練」を実施します。 1 ねらい ・防災に対する意識を高め,児童自らが地震発生時の行動の仕方や避難経路について理解し,安全かつ迅速に避難できるようにする。 ・教職員も災害の発生に備えて,児童の誘導・指示の出し方・危機管理に対する訓練をする。 2 日 時 平成29年9月5日(火) 10:30〜11:20(休み時間〜3限) 3 状況想定 10:30頃(休憩時),東北大震災クラスの地震が発生し,緊急地震速報が入る。(地震は長周期であり,震源はかなり遠方にある。)その後,震度5を観測。地震により,給食室から出火。危険なため,西階段を利用し,プール側出口から避難する。 ※雨天の場合は家庭科室から出火した想定とし,東側階段を利用して,体育館に避難する。 5 事前指導 ◎事前に避難訓練の実施を知らせる。 (1)地震に対する備え・基本行動・避難方法について具体的に指導する。 ●頭部を保護する。 ・教室にいる場合は,机の下にもぐり机の脚の上の方をしっかりとにぎる。 ・近くに赤白帽子がある場合は,赤白帽子をかぶり頭部を保護して避難する。 ・帽子がない場合は,手で守って避難する。(取りに戻らない) ●周囲の物品や,窓ガラスに注意して避難する。 ・体育館にいる場合:ガラスがあるところから離れて避難する。 ・廊下にいる場合 :できるだけ窓から離れて避難する。 ・教室内にいる場合:出入り口を開けて避難する。 (2)避難の仕方を確認する。(火災の場合に準ずる) ●口を閉じ,静止して放送を聞く。(2回聞く)教師の指示に従い,避難する。 ●校舎内は早足,外に出たら駆け足。 ●「おはしもて」の約束を守る。「おさない」「はしらない」「しゃべらない」「もどらない」「低学年優先」 ●前の人が転んだら,手を挙げ「ストップ」をかける。 ●集合場所では,口を閉じ,速やかに整列する。 (3)避難経路を確認する。 ●出火場所によって以下のように出口が変わることを指導。 ●理科室や家庭科室からの出火の場合…東階段を利用。児童玄関からグラウンドへ避難。 給食室から出火の場合…西階段を利用。プール側出口からグラウンドへ避難。 (4)非常時に備えた日常的行為を確認する。 ●ハンカチはいつも携帯しておく。 ●ズックの履き方を指導する。(ひもを縛る,かかとを踏まない等) ●帽子をすぐにかぶれるように,机の脇にかけておくように習慣づける。 |