長岡市立表町小学校

鼓笛隊の移杖に向けて2 〜5年生

 鼓笛隊のオーディションをすべて終え、6年生から引き継ぐパートが決定しました。オーディションですので、当然合格、不合格があります。それを理解した上で、どの子も自分の希望する楽器のオーディションに、勇気をもってチャレンジしました。ライバルとなる子供たちと一緒に6年生に指導を受けるのですが、変に意識することなく、教え合い、助け合って練習に励む姿が印象的でした。

 オーディションは、毎年昼休みに音楽室で行います。当日の朝の子供たちは、いつもどおりのように見えました。しかし、給食になり、その時が近づくと、緊張からか集中しているからか、だんだんと言葉少なになりました。
 ときどき「あー、緊張する。どうしよう。」と、独り言も聞こえてきました。いよいよ本番です。オーディションに向かう5年生に対して、6年生が声を掛けたり、励ましたりしてくれました。

 身支度を整えて本番に臨みます。教師の「どうぞ」の声の後、「失礼します!」と元気にあいさつをして入室します。どの子からも緊張と真剣さが伝わってきました。
 練習どおりにできた子もいれば、うまくいかなかった子もいました。しかし、どの子も最後まで逃げ出さずに予定されていた演技・演奏をやり遂げました。

 1度目のオーディションの結果は、翌日伝えました。結果がどうあれ、その場で子供たちは表情を変えません。しかし、教室を出ると感情があふれ、お互いに健闘をたたえ合ったり、慰め合ったりする姿がありました。

 結果発表後すぐの昼休みのこと、教室で演奏練習をする姿がありました。1回目のオーディションで落選した子でした。そして、その子の周りで練習に付き合う仲間の姿がありました。「町校魂」「不撓不屈(ふとうふくつ)」。その言葉が脳裏をよぎり、その姿に本当に感心しました。短い期間ではありましたが、オーディションを通して子供の成長を垣間見ることができました。


【活動紹介】 2018-12-26 13:15 up! *

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