長岡市立表町小学校
差別をなくすために自分たちができることは・・・?〜4年生
12月4日から10日まで人権週間でした。それに関わって表町小学校では、人権教育強調期間を設け、全学級で人権教育・同和教育の授業を公開しました。
4年生は14日に「ざるにはざるを」という題材を使って学習しました。
この話は、ある村の人が物を買う時にだけ、店の人はお金を柄のついたざるに入れさせ、受け取ったお金は水で洗ってから銭箱に片付けていたという話から始まります。
子どもたちは、まずこの場面を読み、「なんで?」「どうしてこの村だけこんな事をされるのだろう?」「同じお金のはずなのに・・・」と、店の人たちがしていることの不条理さに気付いていました。
しかし、発言の中に「きっと昔悪いことした人がいたんじゃない?」「店の人を怒らせるような何かがあったんだと思うな。」という言葉も出てきて、「差別される側にも原因がある」といった見方もありました。
そこで「いわれのない差別をされている人や地域があること」「どんな理由であれ差別は絶対にしてはいけないこと」を改めて確認し、差別をなくすために自分たちができることをグループで考えました。
たくさん意見を出し合い、一人一人が「差別をしない」決意をもち、差別のない世界には何が必要か真剣に考えていました。
その中で、「差別をしている人は、差別していることに気付いていないことが多いから、ちゃんと周りが注意することや、勇気を出して立ち向かうことが大切だ」と話したグループがありました。まさに、この授業で考えてもらいたかった事です。
差別をするのも人間、差別をなくすのも人間です。
差別のない世界をめざし、この学習で考えたことを心にとどめておいてもらいたいと感じた授業でした。
【活動紹介】 2018-12-26 13:00 up!
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