学校概況

1.創立

小国地域は、昭和31年小国郷四ケ村が合併し小国町が誕生した。本校は、昭和42年4月1日に、上小国中・渋海中・八王子中が統合し、町外の中学校に通学していた千谷沢地区の生徒を迎えで小国中学校として誕生した。創立時は、834名の生徒が在籍しており、小国地域の期待を一身に担い、数多くの成果をあげてきた。
 平成16年の中越大震災では、校区3小学校での授業再開、体育館仮設教室での授業など、生徒には不自由を強いざるを得ない状況となった。完全復旧まで2年間かかり、平成18年10月に新校舎移転となった。その間、平成17年には、長岡市への合併に伴い、長岡市立小国中学校に校名が変更された。同年10月に学校と地域との結び付きを大切に始めた地域貢献活動「おぐにカンパニー」の取組は、平成27年に第30回時事通信社「教育奨励賞」において「優秀賞・文部科学大臣奨励賞」という栄誉をいただいた。
 平成29年には、学区の3小学校が統合するなど、少子高齢化が進みつつある。ふるさと小国への愛着と誇りを胸に、自分の道を切り開いていくたくましさと、いつも他者を思いやることのできる優しい心を育む教育に取り組んできた。
 令和4年4月からは、小国中学校区学校運営協議会(コミュティ・スクール)が発足し、地域とともに歩む学校として小中一体となった教育を推進している。

2.地域の概要

東の関田山脈、西の八石山脈に囲まれた周囲約44kmの盆地に位置する。中央に渋海川が流れる田園地帯である。
 校区内人口約5600人。近年、生活圏の拡大や地域住民の意識の都会化、核家族化、少子化などにより、山村感覚が薄れてきている。
 旧小国町では『人は元気 自然が薫る小国』をキャッチフレーズに、生涯学習体制作り、教育振興、文化、芸術、産業、観光などで新しい町づくりを進めてきた。
 平成17年4月1日に長岡市と合併し、これまでのよさを生かしながら、長岡市の方針に基づき、さらに新しい地域作りを進めようとしている。