学校概況

1.校区について

本校の校区は長岡市の南部に位置し、校区には前川、石坂、上組、石坂の4小学校があります。校区には豊かな自然に恵まれてる古くからの農村地域が広くある一方、醸造の町として古い歴史と伝統を有する摂田屋地区や、近年大きな発展を遂げてきた長岡市南部工業団地、多くのアパート・新興住宅地・商店街を有する地域など、新旧が混在する状態に変化しつつあります。

校区内には62の町内会があり、旧来からあった伝統的な地域色を受け継いでいる地域や、それらが薄れてきた地域など、住民意識も混在化の傾向にあります。

学校はJR長岡駅から一駅である宮内駅から徒歩数分の距離にあり、近隣地域とのバス路線も整備されており、地域全体として交通の便は良い状況です。また、平成25年には校区内にフェニックス大橋が開通し、川西地域との行き来や高速道路利用の面でも、格段に便利になった地域です。

南部体育館や図書館など文化施設にも恵まれており、教育的環境としては良い条件の中にあります。地域住民の多くは教育に関心が高く、学校に寄せる願いや期待も大きいです。しかし、時代の変化とともに教育に関する価値観も徐々に多様化・複雑化といった変化を見せており、その把握や対応に難しさが加わってきているのも事実です。

2.学校について

昭和22年に創立した本校は、創立以来70年の歴史を刻んで今日に至ります。

伝統的に部活動に熱心に取り組む校風が継承されています。特に平成6年には全中水泳大会で男子400mメドレーリレー優勝、のちに五輪メダリストとなる中村真衣選手が在学中にアジア大会や世界選手権に出場するなど、水泳部の活躍は顕著であり、その伝統は現在にも引き継がれています。

平成16年10月23日に発生した中越地震では、校区も大きな被害を受け、本校も7日間の臨時休業を余儀なくされました。その後、防災機能を有した学校としての新校舎建築構想が立ち上がり、平成22年7月に着工。平成24年1月に待望の新校舎が完成し、新校舎での教育活動がスタートしました。新校舎は地域の防災拠点としての役割を有し、災害時には地域の避難所としての機能を発揮するための様々な工夫がなされています。防災モデル校として、現在も全国各地から多くの視察者が訪れています。

平成25年4月には新グラウンドも完成し、5月30日には新校舎・グラウンド竣工記念式典を挙行しました。

新しい校舎に「魂」を入れるべく、「宮内中学校の私たちを見てください」を合言葉に、全校生徒及び全教職員で協力し、充実した教育活動を実現するために頑張っているところです。