校歌

春の章(光山 樹太郎作詞/雨宮 伊之助作曲)

1番

緑の風が 越路の町をかけぬける
 光る 光る 光るよみどり
 きみも ぼくも みんな光る
 ああ 希望の空を ふりあおげば
 みんなの瞳の中に
 未来が光ってる

2番

二つの川が 越路の子らをみつめてる
 強く 清く やさしく いつも
 きみも ぼくも みんな一つ
 ああ 流れる水に よびかければ
 みんなの胸の中に
 力が湧いてくる

3番

はるかな道が 越路の明日に続いてる
 土よ 草よ 小石よ 花よ
 きみも ぼくも みんな仲間
 ああ 遠くの山に つづく道を
 みんなの足音が
 元気に越えていく

夏の章(光山 樹太郎作詞/雨宮 伊之助作曲)

1番

夏が友だち つれてくる
 せみにとんぼに げんごろう
 そしてちょっぴり こわいけど
 青大将も 友だちだ
 おおい元気か 暑くても
 がんばれよって 太陽が
 今日も真っ赤に 燃えている
 夏は みんなの友だちだ

2番

夏が友だち つれてくる
 蟻にかまきり かなぶんぶん
 そしてちょっぴりいばるやつ
 くわがた虫も 友だちだ
 おおい仲良し 集まれよ
 入道雲も もくもくと
 ほらね 相撲をとっている
 夏は みんなの友だちだ

3番

夏が友だち つれてくる
 おたまじゃくしに 水すまし
 そしておどけた 雨がえる
 でんでん虫も 友だちだ
 おおい寝冷えに 気をつけろ
 ピカリゴロゴロ 雷が
 そっとおへそを ねらってる
 夏は みんなの友だちだ

秋の章(光山 樹太郎作詞/雨宮 伊之助作曲)

越路の秋は みわたすかぎりの 稲の穂だ
 越路の秋は 日本の匂いだ
 越路の秋は 日本の秋だ

 越路の秋は はじけるような 稔りの時だ
 越路の秋は 父さんのように強い
 越路の秋は 母さんのようにやさしい

 越路の秋は 汗で磨いた 金メダル
 越路の秋は 掘り出したばかりの芋の子だ
 越路の秋は でっかい 希望だ

冬の章(光山 樹太郎作詞/雨宮 伊之助作曲)

雪が降る 雪が降る 雪が降るよ
 父さんの 父さんの
 母さんの 母さんの
 遠い昨日から 降り続ける雪よ

 黙って降る 黙って降る 雪が降るよ
 雪の中で 人間は
 じっとこらえて生きて来た
 雪の下で 人間は
 夢を見ながら生きて来た
 雪よ 雪よ 雪よ 雪よ

 森の上に 樹の上に
 畠の上に 土の上に
 だけどこころはあったかい
 いろりの火よりあったかい
 真っ赤に燃える太陽だ
 ホラ ぼくだって ホラ きみだって
 ホラ 雪より熱く燃える火だ
 めそめそしない強い子だ

 越路の町の空の下
 じっとたえてる空の下
 春を信じて つぼみのように
 花の咲く日を待ちながら
 越路の子らは 雪の子だ