基本方針

【1】教育課程の類型化

一人一人のニーズを踏まえ、個に応じた進路実現に向けて、特色ある教育課程の編成を行う。
1年次は、訪問教育学級、重複障害学級、普通・重複障害学級、普通学級の4種類の教育課程を編成し、2年次よりは5コースに類型化して教育課程を編成する。

【2】障害特性等、個に応じた指導の充実

各学年・コースにおいては、教員の研修の充実や外部専門家の活用を図るなどして、専門性の向上に努め、重度重複障害や自閉症等、障害特性に応じた指導の充実を図る。また、個々の生徒の実態を的確に把握し、それぞれに応じた目標の設定、指導内容の重点化、支援の工夫をし、一人一人の力を伸ばす指導を行う。

【3】学習集団の工夫

教育課程(コース)別の学級編制を行い、生徒同士の学び合い、高め合いを促していくとともに、教育活動の中で意図的に学級やコース、学年の枠を超えて活動する機会を設定し、仲間づくりを進め、かかわりを深めるようにする。

【4】家庭生活や社会生活につながる指導

現在、そして卒業後の生活を想定し、家庭や地域での生活に結び付く内容を選定し、自分でできることを増やしたり、広げたりすることや必要な支援を受けることができるようにするなど、より豊かな生活につながる様々な力を育てる。

【5】キャリア教育・進路指導の充実

生徒の自己理解、自己決定により進路を選択し、卒業後の充実した生活につなげることができるように、3年間を見通したキャリア教育・進路指導の充実を図る。実社会での体験的活動と授業とのつながりを大切にする。